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Laravelのバージョンと対応PHPバージョンの確認方法

#Laravel #バージョン #PHP #artisan

Laravel の解説記事を読んでいると、「Laravel 10 では〜」「Laravel 11 以降は〜」といった書き方によく出会います。同じことをしたいのにコードが違う、という場面もあります。これは Laravel のバージョンによって書き方が変わることがあるためです。

そこでまず知っておきたいのが、「いま自分が使っているのは何なのか」です。この記事では、Laravel と PHP のバージョンを確認する方法を解説します。

そもそも「バージョン」とは

バージョンとは、ソフトウェアの「版(はん)」のことです。本の第1版・第2版と同じで、改良されるたびに数字が上がっていきます。

Laravel のバージョンは 13.16.1 のように3つの数字で表されます。左から順に意味があります。

位置呼び方意味
1つめメジャー13.16.1大きな変更。書き方が変わることがある
2つめマイナー13.16.1機能の追加。基本的にそのまま動く
3つめパッチ13.16.1不具合の修正

記事を読むときに気にすべきなのは、主に**1つめの数字(メジャーバージョン)**です。「Laravel 13」と言うときは、この1つめの数字を指しています。

1. Laravel のバージョンを確認する

ターミナル(黒い画面で文字を打ってパソコンに命令する道具)を開き、Laravel プロジェクトのフォルダに移動してから次のコマンドを実行します。

php artisan --version

artisan(アルティザン)は Laravel に最初から付いている便利な道具です。次のように表示されます。

Laravel Framework 13.16.1

これで「Laravel 13 を使っている」と分かります。

エラーが出たときは Could not open input file: artisan と出る場合は、Laravel プロジェクトのフォルダにいません。cd プロジェクト名 で移動してから、もう一度実行してください。

2. PHP のバージョンを確認する

Laravel は PHP というプログラミング言語で動いています。その PHP のバージョンは次のコマンドで確認します。

php -v

次のように表示されます(-v は version の頭文字です)。

PHP 8.4.22 (cli) (built: Jun  8 2026 07:26:20) (NTS clang 15.0.0)

最初の 8.4.22 が PHP のバージョンです。

3. 両方まとめて確認する(おすすめ)

実は、Laravel と PHP のバージョンをまとめて表示するコマンドがあります。

php artisan about

about(アバウト)は「〜について」という意味で、アプリの情報をまとめて見せてくれます。次のような表示の中に、両方のバージョンが含まれています。

 Environment ..........................................
 Laravel Version ................................ 13.16.1
 PHP Version .................................... 8.4.22
 Environment ...................................... local

1つのコマンドで済むので、普段はこれが便利です。

4. Laravel が要求する PHP バージョンを調べる

Laravel のバージョンによって、「PHP はこれ以上でないと動きません」という条件があります。これはプロジェクトの中の composer.json というファイルに書かれています。

composer.json を開くと、require(リクワイア=必要なもの)という項目があります。

{
    "require": {
        "php": "^8.3",
        "laravel/framework": "^13.8"
    }
}
  • "php": "^8.3"PHP 8.3 以上が必要、という意味です
  • "laravel/framework": "^13.8" … Laravel 13.8 以上を使う、という意味です

先頭の ^(キャレット)は「これ以上で、かつメジャーバージョンは上げない」という記号です。^8.3 なら 8.3 や 8.4 は OK ですが、9.0 は含みません。

つまり上の例では「PHP 8.3 か 8.4 を使ってください」ということになります。手元の PHP が古すぎると Laravel は動かないので、うまく動かないときはここを確認します。

5. パッケージのバージョンを詳しく見る

もう少し詳しく調べたいときは、Composer(コンポーザー。PHP の部品を管理する道具)のコマンドも使えます。

composer show laravel/framework

次のように、インストールされている正確なバージョンが表示されます。

name     : laravel/framework
versions : * v13.16.1

バージョンが分かったら

自分のバージョンが分かったら、記事を読むときに次のことに気をつけてください。

  • メジャーバージョンが同じ記事を探す。「Laravel 13」なら、Laravel 13 向けの記事が一番安全です。
  • バージョンが違う記事は、そのまま動かないことがある。特にファイルの置き場所や設定の書き方は、メジャーバージョンで変わることがあります。
  • 公式ドキュメントはバージョンを選べる。読むときは自分のバージョンに合わせて選びます。

このサイトのカリキュラムは Laravel 13 系 / PHP 8.3 以上を対象にしています。

まとめ

  • Laravel のバージョンは php artisan --version で確認する。
  • PHP のバージョンは php -v で確認する。
  • php artisan about なら両方まとめて確認できるので普段はこれが便利。
  • 必要な PHP バージョンは composer.jsonrequire に書かれている(^8.3 は「8.3 以上」の意味)。
  • 記事を読むときは、メジャーバージョン(1つめの数字)が自分と同じかを確認する。

環境の作り方そのものについては、カリキュラムの 開発環境を用意する で順を追って解説しています。